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再入院






4月12日

朝に親父が赤日病院へ定期受診に行った

内視鏡検査をするらしく麻酔を受けるのでタクシーで向かった

結果は悪化しているような動脈瘤は見受けられず

また5月に定期受診して下さいとのことで

親父は順調に回復していると思って上機嫌で帰ってきた



アホだなあと思った

ほぼ1日中パソコン見てて

それ以外はベッドで横になってて

家事など一切せず

近所を散歩するような事もせず

体を動かしていないのに小食にもならず

朝昼晩とメシは不通に食う

回復してる訳がねえだろ

前回の入院は脂肪肝による静脈瘤破裂だったが

今の生活を送っていたら肝臓の脂肪なんか更に増えている筈

どうせ早ければ1年後 遅ければ2年後くらいに必ず病院送りになるぞ

とにかく

先に治さないと駄目なのは

親父の人格だ

自己愛性人格障害を先に治さないと今までと生活態度も変わらないし

必ず近い将来に病院送りになるぞ

そう母にも伝えておいたんだが

人格障害なんか家族でどうする事も出来ないし

とにかく騙し騙し母と俺は親父のアホさに我慢して生活して

俺は母の心だけは支える為に とにかく母に優しい38になろうと努めていた




そうして

定期受診受けて帰ってきたその日の夜

午後10時30分頃

風呂から上がった親父が慌ただしく便所に駆け込む物音が聞こえた

なにやらハアハア言いながら息も絶え絶えにという感じだった

どうせ内視鏡飲むときに消泡剤?なんかそんなのを飲まされるらしいから

今更ゲロでも吐いたんかな?

それか風呂で血圧上がってまた血管破裂して吐血してるか

しかしながら今日に定期受診受けてきたばかりだから破裂はないか?

それでも吐血したとして
 
まさかまたしても吐血した事を家族に隠す事はないだろう

ということで

まあ、べつに、親父の事を心配したり同情したりする心はもう俺にはないから

どうでもいいか

と、布団を被って寝ようとしたが

寝る前に小便をもよおしトイレに入ると

便器の奥のほうの水が少し赤茶色っぽい

やっぱり吐血したかな? それとも血便か?

うーん

まあ、いいか

明日、起床したら母に親父がまた血便かなんか出たみたいだから

今日中に病院行っとけと伝えといてもらうか

ということで寝た







4月13日

午前8時30分頃に母に起こされる

親父が朝から調子が悪いと言って赤日病院にタクシーで向かったんだけど

担当の看護士さんから連絡があり

輸血と手術が必要なので書類にサインが欲しいと連絡があったとのこと

俺は溜息が出た

やっぱり前日の夜に吐血してたんだな



またしても母に内緒で病院送りになってから担当の医師にだけ吐血の事実を言う

そういう事をされるとだな

必要以上に母に心労がかかるし

家族が病院に到着して

何時頃に吐血しましたか?

なんて聞かれると

よく分かりませんと答えるしかなくなるんだよ

病院の担当者から見れば

家族が吐血して苦しんでいたのにそれも分からない?

なんて情のない酷い家族だろうと思われるだろ

俺には親父に対する情や同情心なんか今までの事で無いに等しいけど

母はまた別だからな

母はやはり女性であるからあんなゴミのような親父でも可哀想に思う心と

親父を対象にしても捨てきれない母性本能みたいなモノがあるように思う

そういうことで

またしても親父は母の心を裏切り深く傷つけた

今回はもう大人しく死んでくれないかな

本気でそう思った






親父が前回退院したのって2月の終り頃だったっけ?

すぐ2か月ほどしてまた赤日病院だよ ほんと馬鹿らしい





はい前回と同じ病名

 



そして前回と同じ階で前回の病室の隣の部屋 

 




前回と違うのはお山の景色が美しくなった事くらいかな










ということで

午前10時過ぎから夕方の午後5時過ぎまで7時間病院に拘束された

ほんと待ち疲れになった

母なんか心労もあるし坐骨神経痛で長い距離歩くと負担がかかるのに

広い病院内をあっち行ったりこっち行ったり

可哀想過ぎて見てられない

また母は今回の事で心労が祟って大きく老け込むだろうな

もう親父に対する嫌悪感が強くなり過ぎて

病院のベッドで横になっている親父の顔すら直視するのが辛い
 
ただ

ひとつだけ幸いにも

また親父が入院して家庭に不在になるから

アホ親父に気を使う時間がなくなる

つまり母と二人で過ごす時間が増えて なんでも細かく手助けしてあげられる機会が増える

親父が不在の間に庭に腰掛ける椅子を作ってあげよう

花鉢を置ける棚なんかも作ってあげよう

切れない包丁の刃も研いであげよう

日帰りだけど温泉にも連れて行こう

気温も上がってきたし色んな場所に連れて行ってあげよう

今まで親父が母に対してしてあげなかった事を

出来る限り俺がやってあげよう

ということで

前回実家から持ち帰ったこの包丁を
 


耐水サンドペーパーで錆びを落として

病院帰りに寄ったキシヤマで購入した砥石で研いだ



研ぎなんか素人だけど

剃刀の刃のように鋭くなった

トマトなんかもすぱすぱ切れる

切れにくい包丁でまな板に押し付けて切っていたら腰に悪いからな

これで少しは負担も軽くなる筈

まだまだ可哀想な母に対してしてあげられる事は多い

母はあと何年生きてくれるだろう

今しかないよな

まだ少しでも自力で歩ける間に

なんでもしてあげられたらなあと思う。








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